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2020防災講座「自然災害と向き合う」


防災講座自然災害と向き合う」~大切な人のいのちを守る~  実施報告

2020119日 五領公民館 大集会室にて赤十字防災啓発プログラム指導員3名の方による防災講座が開かれました。寒い中、駆けつけて頂いた高須賀コミュニティ市民会議議長、自治会代表者を含め参加者81名という多数の方が「風水害」の講義を熱心に聴かれていました。

講義の中では、淀川の決壊、檜尾川の決壊、内水氾濫の時の浸水度合を高槻市のハザードマップで確認出来ました。

被災した時には、停電・断水などが考えられ、トイレはとても重要であるとの説明でした。

避難所の1つである五領小学校に避難所機能として「マンホールトイレ(下水管に直結)」6基の工事が今、行われています。(2月21日確認)

また、第2部の「身近なものを使った応急処置」では、ストッキングを使った止血方法や6名の腕で担架を作り搬送する方法など、真剣にそして楽しく実技を学びました。

質疑応答では、五領地区には水害が発生する前に、事前に避難する場所がないことが改めて浮き彫りになりました。今後、真剣に行政を交えて「事前に避難できる場所の確保」を実現するための取組みが最重要課題であると再認識させられました。

<アンケート集計結果>(五領公民館)

受講人数:81人、回収枚数:71枚

A性別:男性39人、女性32人、無回答1人

B年代:40代4人、50代2人、60代15人、70代39人、80歳以上10人、無回答2人

C住所:地域内66人、地域外3人、無回答2人

D講座情報ソース:広報誌24人、チラシ13人、ポスター12人、知人から28人、その他8人

E評価:とてもよかった50人、よかった19人、無回答2人

F評価理由:テーマ29人、内容47人、講師40人、職員6人、日程5人、時間配分13人、その他3人

G参加回数:初めて30人、2~4回23人、5~9回5人、10回以上13人

H参加しやすい日程:月~金曜日23人、土曜日31人、日曜日39人、午前31人、午後9人、夜間2人、無回答2人

<評価理由>:・質問内容も答えもよかった・とても参考になりました・具体的な弁償・笑いも交えてうまい話術でした・地区住民の発言と問題共有の場となった・楽しくわかりやすく説明もあり良かった

<希望講座>:ハザードマップの見方・実際に体験できる講座・各地域のお地蔵様の由来や歴史・防災講座は何回でも実施して欲しい・天文学・国交省淀川治水部門の責任者クラスによる淀川治水の現状と今後の対策事業・地区防災・淀川のことが心配です・コミュニケーション・救命・防災介護

<自由欄>:公民館入口に本日の講座の案内表示が無かった・市府の防災担当者の出席が必要・若い人が少なくてちょっと残念でした・地域だからこそできることとして若人や小さい子供のいる人向けの内容もしていただけたらと思います。ケガへのいろいろな対処法を知ってよかった・わかりやすかった・連合自治会長さんのお話がとても良かったです・HPも立ち上げて頂きありがとうございます、これから見ていきたいと思います・避難場所を作る方向に行く時は皆で協力したいと思います・参考になり良かった・良かった

 


「身近なものを使った応急処置」

①サラダ油を使ったロウソク

②呼び笛

③タオルやバンダナによる止血

④ストッキングによる止血

⑤ネクタイによる腕固定

⑥雑誌・バンダナを使った腕固定


「6名の人担架による搬送」

 ・人担架の搬送風景

・ケガ人役の方は「別に怖くはなかった」とのコメントでした。